2025年1月の記事一覧
インフルエンザの患者数 過去最高!
先月29日までに全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり64.39人で、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多くなっています。
最新の情報によると、福島県の今年の第1週(12/30~1/5)における1医療機関あたりの患者数は46.84人と前の週からさらに増加。最高は県南の98.29人、次いで会津の85.60人、県中は今のところ20.22人で警戒レベルには達していません。
患者数の多い都道府県では、クリニックがパンク状態。1日に20~30人が検査で陽性になることもあるそうです。発熱外来は、予約なしでの当日診察は難しい状況。症状が悪化し、救急搬送を依頼しても断られたケースがあったそうです。
インフルエンザの予防
新型コロナウイルス感染症と同様に基本的な感染対策がインフルエンザに対しても有効です。
〈マスクの着用〉
高齢者など重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、医療機関や高齢者施設などへ訪問する際は、マスクの着用を推奨します。
〈手洗い等の手指衛生〉
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
〈こまめな換気〉
建物に組み込まれている常時換気設備や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。冬場の換気については、窓開けを行うと、一時的に室内温度が低くなってしまいます。暖房器具を使用しながら、換気を行ってください。
〈適度な湿度の保持〉
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
〈十分な休養とバランスのとれた栄養摂取〉
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
症状が現れたら
● 重症化リスクがある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
● 普段と体調が異なる場合には、登校を控えましょう。
● 咳やくしゃみなどの症状がある場合には、周りの人へうつさないためにもマスクを着用しましょう。
● 安静にして、休養をとりましょう。睡眠を十分にとることが大切です。
● 小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすことがあります。
発熱から2日間以内に発現することが多いので、自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。
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